<アジア横断旅行記22>カイバル峠

アフガン行きが不可能になったので、宿でカイバル峠に行くツアー
に参加した。

朝、9時に宿を出発。
途中、カイバルエージェンシーを通るためのパーミットを取り、
2人の銃を持った護衛をつけ、出発。

車はすぐにペシャワール郊外へ出た。
道の両側にはアフガン難民キャンプが見えた。
家はすべて土でできており、子供が駆け回っている姿が見えた。
女性の多くはブルカをかぶり顔を隠していた。
それはまさにテレビで見た光景だったので、不気味にみえた。

やがて、30分ほどすぎると、いよいよ「部族地域」である
カイバルエージェンシーに入った。
この部族地域ではカブールまで続く国道の両端5mまではパキスタンの
法律が適用されるが、それ以外で事件に巻き込まれると、部族の法律で
裁かれるらしい。
道端には銃を撃っている店が連なっているのが見えた。
街行く人の多くは銃を肩からかけていた。

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途中、何度が検問があり、1時間くらいくねくねした道を進むと、
視界が開けた。峠に到着した。
そこからはすぐそこにアフガニスタンが見えた。
それをみると、自分の目でアフガニスタンを見てみたい気になったけど、
ビザがないので行くことができない。
峠ではアフガニスタンに向かう国連の食料を運ぶWFPの車が走っていた。
そういう車を見ると、安易にいけない国だなとも思った。
ただ、いずれ平和になったらアフガニスタンに行ってみたいと思った。

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ペシャワールへの帰り道、途中の町で、トイレに行ったとき、
トイレが道端から50mくらいいったところにあって、護衛に守られて
用を足した。あんなにドキドキしながら用を足すのも最初で最後かもしれない。



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ペシャワールに戻ってから、夜の電車でラホールに戻ることになった。
ペシャワールはなんだかんだいろいろあったけど、隣のチャイハネには
毎日行って、いろいろと顔見知りになって、最後別れる時はつらかった。


バックパックを背負い、リキシャで駅に向かう。
駅に着いて、夜行の自分の席を探していると、パキスタン人のおじさんに
声をかけられて、一緒に探してくれた。
それで、「ペプシでも飲むか?」といってきてくれたので、これ以上親切にして
もらうのも悪いと思って、丁重に断った。
そのおじさん、ペシャワールに住んでいるらしく、「今度ペシャワールに来たときは
うちに来なさい」と言われた。
ペシャワールでは親切な人にたくさん出会って自分は幸せものだと思った。

ほんとに、旅していて思うのは、いかにテレビなどの情報だけで、その国の印象
を決め付けてはいけないということだ。
行く前と行った後ではまったく印象が変わる。
最初はパキスタンに行くのに少しビビッていたけど、今はほんとに来て良かった
と思えるようになった。

さて、ラホールで念願のイランビザをゲットし、ようやく西に迎える。
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by yutasaito23 | 2006-10-23 21:17 | 海外旅行
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