<アジア横断旅行記25>砂漠の街、クエッタ

朝、9時ごろ、目を覚ますと列車はパキスタン南西部にある
バロチスタン州に入っていた。

辺りには何も無く一面砂漠で空気も乾燥しきっている。
土にはヒビが入り、川があった跡があるだけで、今は全く水が
流れていない。
このような過酷な環境で暮している人を見ていると感動してしまう。

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顔立ちはラホールなどのパンジャーブ人とは違い、皮膚はより黒い。
そして、時間が経つにつれて列車内の気温は徐々に上昇していく。
もしここで、列車が止まってしまったら間違いなく死んでしまいそうな
場所だ。
もちろん、列車にはエアコンなどついているわけも無いので、窓を開けると
ものすごい砂嵐が列車の中に入ってきて、たちまち、車内はものすごい
砂けむりに襲われる。息苦しい。

列車の中では、パキスタンの軍人と知り合いになり、チャイからいろんなものまで
おごってもらった。
この列車に乗ってから、いろんなものをおごってもらった気がする。
イスラム教の教えで「旅人にはあつくもてなす」といったような教えが
あるからなのか、ただ単に親日的だからなんだろうか。。

それにしても、パキスタン人はホントに親切だとつくづく思う。
こんなに親切にしてもらった国は今まで行った国ではないというくらい。

それから、しばらくすると、砂漠の中の駅「シビ」に着いた。
外に出てみると、ものすごく暑い。40度は越えているんじゃないか。
経験したことの無いような暑さだ。

シビを出て5時間くらい経ち、辺りにはアフガン難民集落が見え始め、
次第に土づくりの家が増え始めてくると、列車はパキスタン最西端の都市である
クエッタに着いた。

列車の中で出会った多くのパキスタン人にお礼と別れを告げ、今晩の宿を探す。
あいにく、まだ日が暮れていないので助かった。
駅近くのHotel Muslimという1泊140円の宿に泊まった。
この宿で会った旅行者の情報によると、ここクエッタでアフガンビザが即日30ドル
で取れるらしい。
しかし、クエッタからカンダハルに行く道は相当治安が悪いらしい。

さすがに時間も無いので、明日はイランに向かう。


Hotel Muslimは蚊が多かった。
蚊が多くて蚊と戦い続け、寝たのは午前5時。
結局、起きたのは10時だった。

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クエッタの街の中心部、バザールに行ってみる。
街は砂漠の中の街だからかどことなく誇りっぽい。
そのマーケットで知り合った、アフガニスタン人のおじさんといろいろ
話をした。彼は20年前にクエッタに移り住んできたらしい。
ちょうどアフガニスタンにソ連が侵攻してきた時だ。
ペシャワールのアフガン人も同じ事を言っていた。
それから、彼は日本人がクエッタに来て、アフガン難民のために
学校を建てた、とも言っていた。

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そういう話を聞くと、日本人もいろいろと貢献しているんだな
と感じてしまう。


それにしても、さっきからクエッタ上空を戦闘機がものすごい轟音を立てて
アフガン方向へ飛んでいるのを見るとぞっとする。
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by yutasaito23 | 2006-11-25 11:09 | 海外旅行
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