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ハーフェズ ペルシャの詩

最初、この映画を知ったのは去年の暮れ。
たまたま、友達の家にあった新聞に「東京国際映画祭」
の広告が出ていて、その中で「ペルシャ」という言葉と、
「麻生久美子」に惹かれ、その後、ずっと気になっていた。

そして、ようやく見に行ける時間を作ることが出来、
先日、東京都写真美術館まで行ってきました。

正直、麻生久美子が出演している映画を観るのは
初めてだったが、彼女の持つ透明感、東洋人の持つ
独特の美しさを改めて感じた気がした。
しかも、映画は全編イランの乾ききった大地が舞台と
なっており、そのなんとも乾いた映像の中に、イランの
民族衣装を着た麻生久美子が登場すると、砂漠の中の
オアシスのような潤いを与えてくれる気がした。

内容は、イラン版「ロミオとジュリエット」と呼ばれていて、
引き裂かれてしまう運命にある恋愛ものなのだが、
二人がコーランを読むシーンはまるで詩のような繊細さを
感じさせてくれ、イランの打楽器の音には心をくすぶられ、
旅情を誘う。

またあの乾いたイランを旅したいと思わせてくれる
映画でした。

ハーフェズ ペルシャの詩
by yutasaito23 | 2008-02-23 10:29 | 映画
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