人気ブログランキング | 話題のタグを見る

神の宿る島

夜の外の虫の鳴き声が、明らかに秋を感じさせる。

それにしても、こんなに四季がはっきりとしている日本って
なんて素晴らしいんだろう。
特にここ数年、アウトドアに目覚めてから、自然の中で遊ぶ機会が
増えたからかそれをものすごく五感で感じる。

大学の頃は、時間さえあれば海外に行きまくっていたので、
いまいちそういう季節の移り変わりのときは日本にいなかったから
その移り変わりを感じることができなかった。

夏があまりにも楽しく、満喫してたからこそ、この移り変わりが
寂しくも感じる。ほんとにせめて夏が5ヶ月あってくれたらと何度
思ったことか。
でも、今になって思い返すと、始まる前にやりたいと思っていたこと
ほとんどやれた気がする。これも友達のおかげ。2007年の夏、
と言われたらすぐに思いだせるだろうな。

さて、お盆時期毎日朝から晩まで仕事に追われていたので、
みんなより1ヶ月遅い夏休みがいよいよ始まる。

今回の行き先は、8月の北岳を下っているときに、急に呼ばれてるかのごとく
行きたくなってしまった島。正直、この夏が始まるまでは山に興味がなかった。
去年富士山に登ったのも、イベント的な感じが強かった。
けど、北岳を登って山の神々しさや単なるマイナスイオンでは片付けられない
何かを感じるようになった。

そこで、今回は鹿児島・屋久島に行くことにした。
いろいろ準備をしてたら、ふと重要なことに気がついた。
初めての一人旅(日本で)!

さんざん、海外は一人旅してきたのに、日本を一人で回るのって初めてだった。
(今になって気づいた)

とにかく、今はいろんな未知との遭遇のために心をピュアに行きたいと思う。


その前に、1週間分の引継ぎと目の前の仕事をあと2日で片付けねばっ!(汗)
# by yutasaito23 | 2007-09-10 00:43 | 日記

西伊豆からはじまる。

恒例となった、夏の終わりの西伊豆キャンプ。


2年前。
初めて訪れた西伊豆・松崎町。
7年前ベトナムであった友達に久しぶりに再会し、キャンプの
楽しさを改めて感じた2日間。
久しぶりに海に潜ったり、あーやっぱりキャンプ好きなんだな
って思った。アウトドアでいきてこうと目覚めた。


1年前。
2年前の5人だった倍の10人が集まった。
この時のキャンプは8月に登った富士山の8合目の山小屋で
決まった。
料理がまったく出来ない自分に嫌気と劣等感を感じ、料理を始めるきっかけとなった。
(ひこひこも同じこと言ってたよね)


そして、今回。

1年前キャンプをしてからほぼ丁度1年。
その間、いろいろなことがあった。ホームパーティやスノボ合宿、葉山釣り合宿、
念願だった南アルプス・北岳登頂。
数え切れないくらいの思い出がめぐる。


去年参加した10人の友達、家族などなどいろいろな人を呼びまくり、
結果22人。
朝、本厚木の駅で集合したときは何の団体さんかと思うほどだった。
実際、駅で待っていたら、知らない人に「○○さんの団体ですか?」
と間違われた 笑

キャンプ1週間前、土曜の天気予報は70%の降水確率だった。
でも、日が近づくにつれどんどん降水確率は減っていく。
当日朝も、少しぱらついていたが、キャンプ場につくとすっかりやんで
晴れ間が見えていた!
やはり、このメンバー、晴れ男晴れ女がが異常に多い!

サイトについてからはすぐに海へもぐりに行った。
青い魚や黄色い魚が手に取るように近くにいてものすごく綺麗だった。
1時間くらい泳いで一人、下田に妹とその友達を迎えに行く為むかった。
松崎町から下田までは車で1時間くらいだったけど、その間の山間部のふもとを
窓全開にあけて好きな音楽聞いて走るのはものすごく気持ちよかった。
途中で何枚か写真も撮った。ちょうど、傾いた日が周りの古い家々にあたって
哀愁を感じさせた。

下田に着いて、3人をピックアップし、松崎町に戻った頃には日が落ちかけていた。

早速、夕食作り。
ぼくは先日買ったダッチオーブンでグラタンを作った。しかし、ホワイトソースを
少し入れすぎ、グラタン風シチューという事にした。
ほどよく野菜がとろけるようになっていておいしかった。
それにしても、ダッチオーブン。簡単でいろんな料理ができて面白い!
こっそり、家で練習した甲斐があった 笑

そのほかに、ローストチキンや鯛の塩釜やパエリアなどなど。
とてもキャンプ料理とは思えない豪華なもので、毎回歓声を上げながら
食べていた気がする。
ほんとに料理がおいしいと心も豊かになるものだ。

この晩は、結局2時くらいまで飲んだり語ったりしていた。
キャンプでは、片付け終わってランタンの灯のもと、語る時間が好きだ。
あのやさしい明かりがなんともいえず、非日常を楽しめる気がする 笑

翌日は、朝からたこ飯、ゴーヤチャンプル、野菜炒め、ナンとものすごい
豪華。たらふく食べて、近くの「千貫門」という海へ。

ここはこれまで見た事のないような透明度を誇る。
しかも、人も少なくまさにプライベートビーチ。
写真で見たような魚がたくさん。何百もの魚の大群もいる。
その後は、海辺でのんびりしたり、岩からダイブしたり、
これでもかというくらいに海を満喫した。

帰りは戸田港にある「丸吉食堂」に行った。
海の幸が新鮮なまま食べる事が出来る。
ここのお刺身は本当においしかった。
食べながらほほが緩みっぱなしだった。

戸田港からは三島で関西方面に帰る2人を見送り、
車で神奈川まで帰った。

この2日間の出来事はものすごく充実していて、
とてつもなく長い48時間だった。
この年になってこんな多くの人とこんなに楽しい事が出来て、
おれは心底幸せだと感じました。
そいえば、前日の晩御飯のときの「幸せだー!」って叫んでいた人がいたけど、
まさにそんな気持ちでした。。
そいえば、西伊豆に向かう車の中で何度も「あー、楽しみだ!」
って口癖のように言ってたな。

そんなこと言える時間をこれからも作りたいな。


*写真は現像できてないのでまた載せるとします・・。
# by yutasaito23 | 2007-09-06 12:43 | アウトドア

暑いアツい郡上八幡の夏

この週末、岐阜県は郡上八幡へ行ってきた。
昨年の夏、訪ねて以来、最も好きな町のひとつだ。

今年訪ねた理由は「郡上踊り」

江戸時代に始まり、士農工商の融和を図るため奨励された
とされていて、見る踊りではなく踊る踊りとされていて、
観光客も地元民とともに一緒になって踊るのである。
なかでも、お盆の4日間は「徹夜踊り」といわれ、夜11時から朝5時まで踊るのである。

金曜の夜に車にキャンプ道具、チャリンコ等を詰め込んでいざ出発。
山梨県、長野県を経由し、岐阜県へ。
途中サービスエリアで仮眠を取り、走り続ける。
郡上八幡へ到着したのは朝の8時過ぎ。

早速、テントを設営しスーパーに買出しと朝ごはんを買いにいって
テントサイトで食べる。

岐阜はここ数日40度を越す記録的な猛暑でこの日もまるでドライヤーを
体ごと浴びるかのような暑さだった。
しかし、キャンプ場の木の木陰は案外涼しくて、風も気持ちが良かった。

早速、街へ繰り出すことに。

持ってきたチャリンコを組み立て、キャンプ場から街までの坂道を
ひたすら漕ぐ。
漕ぐといってもほとんど坂道なので風を切るのが最高に気持ちがいい。

暑いアツい郡上八幡の夏_e0096757_13162739.jpg

山を下ると目の前に長良川が雄大に流れていて、鮎釣りをしている人が
ちらほらと見える。道路沿いに長良川鉄道が走っている。
郡上八幡駅の駅舎は木造で懐かしさを感じさせた。

郡上八幡の町には水路が流れていて、日本名水百選に最初に指定された
吉田川の湧き水を飲み水や様々な方法で使用している。
時折、聞こえてくる風鈴の音も暑さを和らげる知恵だろう。





昔、大和ハウスのCMで郡上八幡が流れていた。
このCMを見てさらに憧れが強くなったのを覚えている。

暑いアツい郡上八幡の夏_e0096757_13173580.jpg


チャリンコを止め、吉田川へ行ってみる。
すると、橋の上にはまさに「夏っ!」というような入道雲が見えた。
普段、雲を見ることなんてほとんどないからか、久しぶりに立派な
入道雲を見た気がした。
部活帰りだろうか、制服姿の学生がヘルメットをかぶってチャリンコを漕いでいる
のを見てほほえましかった。

暑いアツい郡上八幡の夏_e0096757_13181451.jpg


郡上八幡-吉田川ときたら有名な飛び込みが行われる「新橋」へ行ってみる。
行ってみると、橋の上には観光協会作成の警告板が書かれていた。
「8月に入り、4件事故が発生しています。過去に死亡事故も起きているので
個人の責任で飛び込んでください」と。
観光協会もこれだけ、郡上八幡の文化のひとつである新橋からの
飛び込みをとめるわけにもいかないのだろう。

暑いアツい郡上八幡の夏_e0096757_13183670.jpg
新橋から吉田川までの高さは約12m。ビル5階建ての高さ。
よくお笑い番組でやっているプールの一番高い飛び込み台からの高さが10m。
だから、それよりも2m高い。しかも、川に飛び込むという迫力。
郡上八幡っ子はここから飛び込むことは大人への通過儀礼らしい。

すると、一人の海パン姿の青年が橋の欄干に立った。
周りからは歓声が聞こえる。
次の瞬間、ものすごい滞空時間の後、「ズッボーン!」と鈍い音がした。
しばらくして川底から青年が浮き上がってくると、観客から歓声が。
こんな暑い日に川に入ったら気持ちがいいかもしれないけど、
あの高さは半端ではなかった。


そんなことをしていると、日が暮れぬうちにキャンプ場に戻る。
しかし、帰り道は上り坂だ。灼熱の太陽照りつけるうえ、
どこまでも坂道が続く。5月に行った神津島キャンプのときを
思い出させるほどの上り坂だった。

キャンプ場についてすぐに、キンキンに冷やしたビールを飲んだ。
今だったらビールのCMで使えるくらいのおいしそうな飲みっぷり
だと思いながらも飲み干した。

早速、友達と料理作りをはじめた。
今回はついに買ってしまったダッチオーブンを使っての料理。
火をおこして、下ごしらえをし、焚き火台にダッチオーブンをのせる。
出来上がるまでのんびりお酒を飲む。パチパチ鳴る炭の音がまたいい。
友達は持ってきていたジャンベを叩く。
すると、隣でキャンプしているファミリーの少女が寄ってきた。
「おにいちゃん、楽しそうだね」
「じゃあ、こういう風に叩いてみ」
そんなやり取りがすごく自然だった。
贅沢な時間だとつくづく思った。

暑いアツい郡上八幡の夏_e0096757_13193216.jpg


炊き上がったご飯に味付けしたもやしやキムチ、コチュジャン、卵をいれ
石焼ビビンバの完成。
友達が作ったのは、シンプルなチキン、その他ジャガイモ、にんにく、たまねぎなどの
蒸し焼き。チキンの旨みが野菜に溶け込みおいしい。
それと、トマトとモッツァレラのサラダ。
どれもおいしくて踊り前のいい腹ごしらえになった。

時刻は7時。
8時開始の郡上踊りに向け、町へ向かう。
格好はもちろん浴衣に下駄。浴衣は着た事はあったけど、下駄を履いたのは
初めて。祖父の下駄をかりる事とした。
踊りがあるところまで浴衣着て下駄はいてチャリンコまたがっていったのだが、
夜風をきる感じが最高に気持ちがいい。

街中に着くと、昼間の雰囲気とはまた違い、街中の提灯には灯がともり、
皆、浴衣を着ていて、何よりもこだまする下駄の音がなんとも言えず、
風情を感じさせる。

暑いアツい郡上八幡の夏_e0096757_13204674.jpg


郡上踊りは7月中旬から9月中旬までほぼ毎日行われているが、
場所が点々とする。今日は新町通りにある愛宕町というところの一本道で
行われた。最初、てっきり地元の盆踊りみたいに広場のようなところで
やるのかと思っていたので驚いた。
真ん中に音頭をとる囃子がいて、交代交代で10曲ある歌を歌う。
その周りには演奏している人がいる。

暑いアツい郡上八幡の夏_e0096757_13202169.jpg


昼間、踊り教室があって覚えたのは2曲だけだったので、いざ始まってみると
わからない曲ばかりで、見よう見まねで踊った。
ただ、ずっと踊っていると少しずつわかってきた。
踊っている人は本当に老若男女様々だ。
ハットをかぶったかっこいいおじいさん、地元の子だろうか、真っ赤な浴衣を着て
ほんとうにうまい踊りをする女の子3人組、小さな男の子女の子。
うちらみたいないかにも観光客な人たち。
ただ、みんなものすごく夢中で楽しそうだ。

盆踊りといわれると、普通はのんびりとやぐらの周りを踊っているだけと
思うけど、郡上踊りは結構激しい。もちろん、のんびり踊るタイプのものもあれば、
「春駒」「げんげんばらばら」というような飛び跳ねるものからタップダンスばりに
ステップを使うものまでいろいろ。なんせ10種類も踊りがあるからなかなか
覚えられない。


暑いアツい郡上八幡の夏_e0096757_13211211.jpg
スタートして1時間半くらいして、気づくと最初ごった返した人の数が若干減り
(踊りを断念した人が脱落したのだろうか)、いい具合の人数になってきた。
その頃から、みなアドレナリンが出てきたのか、踊りがぴったりと合っていて、
途中の掛け声も出ていて、その中にいる自分がなんともいえなく興奮していた。

8時から11時までノンストップで踊る踊る踊る。
足の裏も下駄になれないせいか、少し痛いが、終わった後の充実感といったら
なんにも変えがたかった。あー、ほんと最高。




しかし、徹夜踊りはほんとうに辛そうだ。だけど、その分朝を迎えたときの
気持ちよさはないんだろうな。

疲れ果てて、浴衣姿のままキャンプ場に戻り、ビールを飲み、
気がついたら昨日の夜から夜通し移動してることもあってか、
疲れ果て、外のいすに腰掛けたまま眠ってしまっていた。
少し寒くなってきて、目が覚め、テントの中に入ってまた寝た。


なんだかこの丸1日がものすごい長い時間に感じられたほど
充実した。


来年も絶対来ようと思い、郡上八幡を後にしたのでした。
# by yutasaito23 | 2007-08-21 13:10 | 国内旅行

感動した日....南アルプスにて

まさかほんとうに、ここ南アルプスの北岳の山頂
に立とうとは、1年前は思いもしなかった。


前日の曇り空やまるで台風レポーターのような横殴りの風
が嘘だったように今日は雲もまばらで、風もほとんど吹いていなかった。


南東には日本一の富士山、南には日本3位の間ノ岳、北には甲斐駒ケ岳、
仙丈岳が見える。そして、ここ北岳は日本2位の標高3193mの高さを誇る。
周りの山々を見ていると、山というのは神が宿っているとは聞いたことがあるが、
それを全身で感じた気がした。


出発前、広河原へ着いたとき、行方不明になっている大学生の写真を見た。
それを見た時、山の厳しさを感じた気がした。
広河原山荘の脇を出発する前、静かに手を合わせてから登った。

感動した日....南アルプスにて_e0096757_22592466.jpg














この日は、朝から小雨が降り、決して天候は良くなかった。
でも、逆にそれが8月だというのに半袖では寒いくらいで良かったのかも知れない。
夏山シーズン真っ只中で、登山客も多かった。
しばらく登ると、雪渓が見える。冬に降った雪がこうして残っているのを
みると自然の雄大さを感じた。
その雪の上を歩き、川にかかった木でできた自然の橋を渡り、
少しずつ、初日の目標である肩の小屋という山小屋を目指す。

感動した日....南アルプスにて_e0096757_22521378.jpg


途中、何度か道を間違いそうになる。
先頭を歩いている人は大変だ。時折、地図とコンパスを使ってちゃんと正確なルートをたどっているか確認をする。
一人で歩いていては、遭難しかけない。
登山はれっきとした団体スポーツだ。
One for all,All for oneの精神がなければ、全員で山頂まで行き、あの感動を味わえなかったと思う。









山小屋まであと少しというところで、雲が出てきた。
まるで、山の神様が試練を与えてるみたいだった。
視界は10m、先行く人が見えない。
しかも、道も険しくなり、右側は足を踏み外すと100m下に落ちてしまうような
道を歩く。風も強くなり、時折、突風で体が飛ばされそうになる。
でも、そんな状況の中、みなテンションが高かった。

感動した日....南アルプスにて_e0096757_22523579.jpg



初日の宿である肩の小屋に着いた時はみなで「よっしゃー」「やったー」
といいながらハイタッチをしていた。


予定の15時を大幅に早まり、11時頃には到着した。
しかし、朝4時に起きて、6時から登り始めたので皆疲れていた。
すぐに寝袋に包まって寝る人、ストーブの周りで語る人皆それぞれだった。
自分はといえば今後のアウトドアイベントの企画を話していた。
というか、ただこれやりたい、だとか、男を上げる料理を作る、
だとかそんなたわいもない話で盛り上がっていた。

夕方近くになり、山小屋でカレーを食べ外に出た。
相変わらず、雲、風がすごくて視界がほとんどなかったけど、
一瞬だが遠くのほうに青空が見れ、明日への期待を膨らませ
寝袋に包まった。


翌朝は4時に起きた。山の朝は早い。
身支度をして荷物をまとめ、外へ出る。
快晴とは言えないけど、遠くのほうに群青色の空が見える。

ここから山頂までの道はまさに瓦礫の上を歩くような道だ。
軍手をはめていないといけないような道だった。
空気も3000mを超えているからか薄く感じる。
それまでの道と違い、急に植物がいなくなった。

10分、20分と登り、後ろを振り返るとさっきまで雲がかっていたのが
すっかり取れていて周りの南アルプスの山々がこれでもかというように
堂々とそして威厳を持って構えていた。


それから、20分くらい歩いただろうか、遠くのほうに富士山が見える。
1年前のちょうどこの日、あの富士山の山頂にいたと思うと、なんだか
変な感じがした。

富士山を見て感動しているとすぐに、いきなり視界が開ける。
そして、そこにはもうそれ以上登るべき道がない。
あるのは「北岳 山頂」と書かれた木の看板と360度見渡すことができる
絶景だった。


そこで、みんなと歓喜のハイタッチ。
記念写真を撮っていると、すぐに東のほうから太陽が出てくる。
ご来光だ。

感動した日....南アルプスにて_e0096757_22542529.jpg


太陽が昇るにつれ周りの山々、みんなの顔がだんだんと赤くなっていく。
その太陽に照らされた山々の神々しさに一人呆然と見とれてしまった。
この感動は何だろう。やり遂げた達成感と疲労感が入り混じっていて
しばらく、ただ山を眺めていた。

感動した日....南アルプスにて_e0096757_22544185.jpg


そろそろ降りようかという声に後ろ髪引かれる思いでそこを離れた。
下りはじめると昨日までの悪天候が嘘のように真っ青な空が広がっていた。
2500mを過ぎると道が森のようなところに入る。
そこを歩いていると、まさに森林浴といった感じで、癒しのマイナスイオンが
たっぷり感じられた。
よくCMや通販でこの製品はたっぷりマイナスイオンがたっぷり出ています、
とか言ってるけど、どんだけっ~と思ってしまう。。
これは正真正銘の天然のマイナスイオン!!

感動した日....南アルプスにて_e0096757_2255380.jpg


それにしても、マイナスイオンを浴びたのはいいんだけど、膝が言うことを
聞かない。想像以上に下りが疲れてしまった。
最後、登山口の広河原山荘に着く前あたりはみんな疲れ切っていて、
足を滑らしていたり、小さな木に引っかかり転びそうになったりしていた。

感動した日....南アルプスにて_e0096757_22565335.jpg



ようやくして最初の登山口である広河原山荘に到着し、みんなで
ジュースを買い乾杯した。


昨日、広河原山荘につながるつり橋を渡ったのが昔のように感じた。
今日、そのつり橋を渡ったときには昨日感じた不安を懐かしく感じた。

感動した日....南アルプスにて_e0096757_22581138.jpg



広河原から車を置いてある芦安村までバスで移動し、その近くにある
温泉に入り、甲府にある定食屋さんでご飯を食べ、解散した。


下山しているとき、なんで人は山に登るのか、考えていた。
普通に考えたらただ苦しいだけと思う。一人で登ったらさらに苦しいと思う。
だけど、みんなで支え合って登りきって、下では決して見ることのできない
景色を見て、感動しあう。ただ、それだけのことを求めて登るのかな
と思った。
人間はもともとは山や海といった自然の中で暮らしていたからか
登っている最中、山の中にいると心がものすごくナチュラルになっている
のを実感した気がした。
それだけでも登ってよかったと思った。



これを気に定期的に山に登りたいと思う。
# by yutasaito23 | 2007-08-09 22:17 | アウトドア

来週に向け強化中!とcurry!!

土曜は、山梨県にある大菩薩峠という山に登ってきた。


いよいよ来週に迫った南アルプス・北岳登頂を目指して
初めての登山靴に慣れる為と、登山用の体力をつける為に。

登山は去年の8月に富士山に登ったっきりで、はっきしいって
不安だった。そこで、2000m程度の山に登り、ちょっとだけ自信を
つけてしまおう、ということが今回のコンセプト。

朝10時頃から登り始めるが、やはり久々の登山。
慣れるまではきつかった。
途中、昼食をとってからは体が登山に慣れてきたからか、
登山靴がフィットしてきたからかただただランニングハイならぬ
クライミングハイになったからか辛さというよりも楽しいという方が
強かった。

14時頃には山頂に着いた。
山頂からは尾根づたいに大菩薩峠を目指す。
その尾根の景色の素晴らしさは言葉では言い表せない。
真緑な木々に眼下にそびえる湖に遠くかなたに見える街、
キツツキの鳴き声に野生の鹿にただただ圧倒される景色に身を任せていた。

来週に向け強化中!とcurry!!_e0096757_21483837.jpg


下山してからは温泉につかった。
運動した後の温泉はなんとも最高。


それにしても、登山。
登頂したときの達成感。
圧倒される景色。登頂したときの快感を得る為にそれ以外の
ほとんどは苦悩ともいえる坂道が続く。
上っているとき、昔、通っていた予備校の先生の言葉を思い出した。

「人生、苦しいときが上り坂」

まさにそんな心境だった。


来週はさらなる快感、感動が待ってますように。




さて、日曜はカレー作り。

先日、とあるカレー屋さんに行ってから作ろうと思っていた。
大学時代の僕を知ってる人はどれだけカレー好きか知ってると思うけど。。
4年間の学食でほぼ8~9割はカレーを食べていた・・・。

それはいいとして、
早速、うちにないスパイスを購入。
クミン、コリアンダー、ターメリック、ガラムサラ、カイエンヌペッパー
聞いた事あるようなないようなスパイスを次々と入れる。
野菜はうちの畑でもぎ取ってきた野菜を入れる。

3月に種をまいたナスがついに実が出来てきた。
あれだけ育たないと思っていたナスがこの梅雨で急成長を遂げた!
食べるまではもう少しだったので、今日は先日親が苗を買ってきて
育てたナスを使った。

来週に向け強化中!とcurry!!_e0096757_2149194.jpg

味は70点。
スパイスが効いてなかなかエスニック感が出ていたのだが、その先にある
パンチが効いたじんわり来る充実感のようなものが感じられなかった。
チキンカリーもなかなか奥が深い。。



少しずつ改良していかねば!
# by yutasaito23 | 2007-07-29 21:49 | アウトドア