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チャリで南房総横断!

雨続きの先週、ふと天気予報をみると
日曜日、快晴の予報。
日曜は予定がなかったので、以前からたくらんでいた
房総半島チャリ旅をすべく友達に電話をした。

ふたつ返事で決定!
久里浜から出る東京湾フェリーの到着地、千葉県富津市浜金谷で集合。
朝6時、車に自転車を積み出発。
朝早くの空いている134号線は気持ちいいとしか言葉が見つからなかった。
ただ、雨が少し降っているのが気がかりだった。

家を出て1時間半、久里浜にあるフェリーターミナルに到着。
すぐに、チャリンコをおろし、フェリーに乗り込む。
フェリーといっても40分。対岸の千葉が見えている。

船に乗ると、ほんと旅情がそそられる。
長距離バスやいつもと逆の方向に乗る電車などなど。
それだけで、わくわく感が増してくる。

すぐに千葉県富津市到着。
そこで、友達と合流し少し南に下った富浦というところまで車で向かった。
すぐに自転車を組み立て、いざ出発。
館山を経由し、田園地方を走ろうという事で、いざ田んぼのど真ん中
へ。地図を持たず、ただただ感覚でひた走る。
三芳村というところ通過した。
膝くらいの高さまでに育った田んぼの稲がこれぞ緑!という色していた。
途中で聞いたせみの鳴き声、なんともいえない草のむわっとした匂い。
チャリンコで走っていて夏を五感で感じた気がした。

出発して2時間くらいたち、道に迷い、農作業をしていたおじさんおばさん
達に道を聞いたら、海までもうすぐらしい。
何度か曲がり角を曲がり、トンネルに入る。
トンネルはなんともひんやりとしていて気持ちが良かった。
トンネル内は下っていて、どんどん加速する。
すると、先頭を走っていた友達が「海だっ」と叫ぶ。
その言葉を聞いてトンネルの先の明るい光目指して突っ走っていた。

トンネルを出ると、先に外房の海が広がっていた。
出てすぐ、見るからに懐かしい商店が並んでいた。
丁度お昼だったので、そこで飲み物とパンとコロッケを買い込んだ。

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買い込んだ食べ物をバックにいれ、近くのこれまたいい雰囲気の漁村
にある防波堤にチャリを止めて、さっき買ったパンにコロッケをはさみ食べた。
外で食べる、ご飯はほんとにおいしく疲れた体にしみた。

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最近、漁村の独特の落ち着いた雰囲気が好きだ。
先月の三崎港や葉山、千葉の内房。
都市部と明らかに雰囲気が違い、落ち着いた雰囲気がある。
いるだけで落ち着けた気がした。

ご飯を食べてからは外房の海岸線を一路北上!
鴨川のようなサーファーが沢山いるビーチやウニやサザエがとれるような岩場まで
同じ海岸線とは思えないほどに変化に富んでいておもしろい!

外房は太平洋に面しているせいか明らかに出発した内房の海とは雰囲気が違い、
厳しさのようなものが感じられた。

チャリで南房総横断!_e0096757_22311862.jpg



鴨川を過ぎると次第にアップダウンが激しくなってくる。
上っては下る。その繰り返し。
しかし、一気に下るときの風を切る感じはほんとに気持ちがいい!

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途中、天津小湊を通過し、時刻も夕方になってきたので勝浦をゴールにする事に決めた。
勝浦市に入ると、少しづつ勝浦駅に近づく。
近づくにつれて、ものすごく感傷的になっていた。
ゴールできる喜びと、この旅が終わってしまう寂しさ。

記念に勝浦駅の前で写真を撮り、自転車を分解し、富浦に戻る電車に乗った。
さすがに疲れたのか、乗ってすぐに眠ってしまった。
気がつくと、朝出発した富浦の駅に到着した。

チャリで南房総横断!_e0096757_22385338.jpg



10時過ぎに出発し、17時頃勝浦に到着。
結局、7時間くらい自転車を漕いでいたけど、道中、飽きなかったのでそれほど
つらくもなかった。むしろ楽しかった。
電車やバスの旅と違ってチャリンコは人力だけに、ものすごくフットワークがよく、
ちょっとした路地裏にすぐに入り込めるし、風、匂いが感じられ、旅してる感が
もろに感じられる。

これを機に、次回はもう少し長い距離を行ってみようと思う。

ちなみに今回は約65kmくらいだったみたい。

またまた楽しみがひとつ増えた。
by yutasaito23 | 2007-07-05 22:50 | 自転車
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